運行記録計による記録・保存・活用は適正か 

車両総重量7トン以上または最大積載量5t以上のトラックやけん引車(トラクタ)には、タコグラフ=運行記録計の装着が義務付けられています。

運行記録計は、トラックの運行中の行動を記録するためのものであるため、Gマーク申請におけるチェック項目となっています。 以下で、運行記録計のチェック項目の詳細を見ていきましょう。

 

運行記録計による記録・保存・活用は適正かどうかのチェックポイント

運行記録計のチェックポイントは主に下記の2つです。

 

チェックポイント①|運行中の行動が正しく記録されているか

運行記録計に記録されるものは、基本的に速度、距離、時間の3つです。この3つで法令違反などがないかチェックされます。

 

速度についてのチェックポイント

  • 最高速度を超えて走行していないか。
  • 等速運転をしているか。
  • 急加速や急減速などがないか。

 

 

運行時間についてのチェックポイント

  • 運転時間は、2日を平均して1日あたり9時間、かつ2週平均で44時間を超えていないか。
  • 4時間を超える連続運転をしていないか。
  • 運転中の休憩は1回連続10分以上、かつ合計30分以上取れているか。
  • 運転者の交代がある場合は、交代時間は適切か。

 

 

運行距離のチェックポイント

  • 運行計画外の運行をしていないか。

 

 

チェックポイント②|内容を分析・活用しているか

タコグラフの記録内容を分析・活用しているかについては次の2つがチェックされます。

 

過労運転がないか

運行記録計には、運転者がどのような運転をしているかが正確に記録されます。その記録をもとに運転者の労働時間を守るための法令である改善基準告示に定められている安全運転を確保するための基準に違反していないかチェックされます。

 

具体的には、

  • 1日、1週、1ヶ月について拘束時間が基準を超えていないか
  • 連続運転時間が4時間を超えていないか
  • 運行と運行の間に十分な休息期間が取れているか

など。

 

 

違反に対する指導を実施・記録しているか

運行記録計により判明する速度超過、急減速などについて運転者に指導を行い、かつ指導の記録が保存されているかがチェックされます。

 

指導は行っているが、その記録を保存していないというトラック運送業者様が多いのでしっかり指導記録を保存してください。

 

 

この項目でチェックされる書類

  • タコグラフ:チャート紙、デジタルタコグラフの記録

 

この項目の配点

過積載にとる運行を行っていないかどうかの配点は「1点」です。

 

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