Gマーク認定を受けるには、安全の確保をはかるために特定の運転者に対し適正診断を受けさせていることが必用になります。
チェックポイントのご説明に入る前に、特定運転者と適正診断についておさらいしましょう。
このページの目次
特定の運転者は3種類
特定の運転者は
- 初任運転者
- 高齢運転者
- 事故惹起運転者
の3種類に分けられます。まずは、この3種類の特定の運転者の違いを見ていきましょう。
初任運転者ってなに?
初任運転者とは、運転者として新たに採用し雇い入れた者のことです。例えば、求人誌などでドライバー募集の広告を出し、応募してきた者を雇用する場合が、これにあたります。
我が社へ入社する前に、ほかの運送会社で運転者をしていたかどうかにかかわらず、新しく運転者として雇い入れた者はすべて「初任運転者」となります。
高齢運転者ってなに?
我が社で働いている運転者が時とともに65歳の誕生日を迎えた場合、その運転者を「高齢運転者」と言います。
事故惹起運転者ってなに?
事故惹起運転者とは、簡単にいうと人身事故の多い運転者のことです。
詳しく言うと
のことです。
特定の運転者が受ける適正診断とは?
初任運転者、高齢運転者、事故惹起運転者に対し、運転シュミレーションができる機械を使って、動作の速さや正確さ、安全態度、危険感受性などを診断することです。特定の運転者に対する診断は以下の4種類です。
名称 | 対象者 | 受診時期 |
---|---|---|
初任診断 | 新たに採用された者 | 採用後、初めてトラックに乗車する前 |
適齢診断 | 65歳以上の者 | 65歳の誕生日を迎えた日以後、1年以内、その後3年いないごとに1回 |
特定診断Ⅰ | ①死亡または重傷事故を起こし、かつ、その事故前1年間に事故を起こしたことがない者。 | 事故を起こしたあと、再度トラックに乗務する前 |
②軽傷事故を起こし、かつ、その事故前3年間に事故を起こしたことがある者 | ||
特定診断Ⅱ | 死亡または重傷事故を起こし、かつ、その事故前の1年間に事故を起こした者 |
どの適正診断を受けさせればいいのかわからないときは・・・
例えば、新たに雇い入れた運転者が65歳以上の者であったり、事故惹起運転者だった場合は、初任診断と他の診断のどちらを受けさせれば良いのというと・・・
初任運転者が65歳以上だった場合は?
初任運転者が65歳以上だった場合は、初任診断を受診させます。
初任運転者が事故惹起運転者だった場合は?
初任運転者の運転経歴書を取り寄せたら過去3年間に事故を起こしていた場合などは、事故惹起運転者に対する特定診断のみを受診させます。
特定の運転者に対して適正診断を受けさせているかどうかの2つのチェックポイント
この評価項目のチェックポイントは次の2つです。
チェックポイント①
特定運転者(初任運転者・高齢運転者・事故惹起運転者)に対し、定められた時期に受診するための受診計画表を作成し、診断結果を保存していることがチェックポイントとなります。
事故惹起運転者においては、受診計画表の作成ができないため、人身事故等を起こしたあと再度トラックに乗務する前に特定診断を受診させます。
チェックポイント②
新たに雇い入れた運転者に事故歴があった場合は、事故惹起運転者に受診させる特定診断ⅠまたはⅡを受診させているかどうかもチェックポイントとなります。
チェックされる書類
- 運転者台帳
- 事故記録簿
- 適性診断受診計画表
- 適性診断受診結果
この項目の配点
過積載にとる運行を行っていないかどうかの配点は「2点」です。
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