グリーン経営認証を取得するためにやることはなんとなくわかったけど、どんなステップを踏んでいけばよいのかイマイチわからない。
あるいは、グリーン経営認証取得を目指したいけど何から始めて良いかわからないという方のためにグリーン経営認証を取るまでの流れをわかりやすく解説しております。
是非ご一読ください。
このページの目次
グリーン経営認証の取得までの流れ
環境方針の決定と組織作り
グリーン経営認証は、環境に配慮した会社経営=グリーン経営をし、その取組を認めてもらう必用があります。ですので、まず自社の環境に「配慮した経営方針=環境方針」を決めます。
環境方針が決まったら、グリーン経営をするための仕組み作り=行動計画を作成、実行、改善していくために必用な組織作りなどを行います。
エコドライブなど具体的な取り組みの実施
トラック運送会社がグリーン経営のために最初に実施すべきことはCO2削減のための「エコドライブ」です。
エコドライブ=急発進、急加速、数値目標を定めてアイドリングストップなどを行うよう運転者に教育します。
取組と同時に走行距離、燃料使用量、燃費、二酸化炭素=CO2排出量などのデータを取ります。データは少なくても3ヶ月は取るようにしましょう。
ポイントは燃料使用量、燃費、CO2排出量の現状の数値を把握してから、どの程度まで燃費を伸ばすかなどの「数値目標を定める」というところです。目標を定めずにやみくもエコドライブ実施をドライバーに指示しても良い結果がでることはありません。
例えていえば、ゴールを決めずにマラソンを走ることほど苦痛なことはありません。ドライバーを含めた会社全体で数値目標を定め共有することで目標達成までの速度が速くなります。
その他、
- 排ガス規制に配慮するための低公害車の導入目標の設定と実施。
- トラックの点検整備に関するドライバー教育の実施。
- 廃車・廃棄物の排出を抑えたり、適正処理やリサイクルの実施。
など、ドライバーだけでなくトラック運送業をおこなう事務所内でのグリーン経営に対する取り組み(例えば、エコマーク製品の購入やコピー用紙使用料の削減など)の実施を行います。
グリーン経営認証申請書類の作成
グリーン経営認証審査申請書と申請用チェックリストに必用事項を記載し、添付書類などを揃えて交通エコロジー・モビリティー財団(通称エコモ財団と言います)へ提出します。
エコモ財団の審査員による審査を受ける
グリーン経営認証は、エコモ財団の審査員が申請者の営業所まで来て実地調査を行い、認証基準に達しているか否かを審査します。
申請書がエコモ財団に届いたら審査を行う日の通知が申請者に書類で送られてきます。同時に審査担当者、認証に必用な費用なども通知されます。
審査が行われ認証基準に達していないと判断された場合は、「不適合報告書兼是正処置報告書(以下、改善報告書と言います)」という書類が申請者に手渡されて改善を求められます。
改善報告書は審査日から60日以内にエコモ財団にしなければいけません。
判定結果と認証費用請求書の連絡
グリーン経営に対する取組が認証基準に達しているかどうかの判定結果がエコモ財団から申請者のもとへ郵送されます。
認証基準に達していた場合は合格となり、合格通知と同時に審査料と登録料の請求書が送られてきます(不合格だった場合は、不合格の通知と審査料の請求書が届きます)。
登録証の発行
登録料などの振り込みが確認されたらエコモ財団から、申請者あてに「グリーン経営認証登録証」が発行されます。
新規登録の場合のみ、登録証に加えて
- グリーン経営ロゴマークサンプル
- 登録証とロゴマークの取扱要領
が送られてきます。
登録の公表
グリーン経営認証を受けたトラック運送事業者はエコモ財団ホームページ上で「グリーン経営認証登録された環境にやさしい運送事業者一覧」に掲載されます。
掲載される内容は下記のとおりです。
- 事業者名
- 所在地
- 登録番号
- 登録年月日
- 有効期限
まとめ
グリーン経営認証取得までの流れをザックリ解説させていただきました。認証取得までの流れのうちもっとも重要なのはグリーン経営に対する取り組みです。
取組が付け焼き刃なもので、表面的に取り組んだことがわかるような内容では認証をうけることはできません。
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