排ガス減少装置関連の点検・整備の実施|認証基準と取組のポイント

排ガス減少装置関連の点検・整備の実施|認証基準

後付けか否かに関係なく、排出ガス減少装置を装着している車両は排出ガス減少装置(DPF,酸化触媒など)について、メーカーの指定した手順に従ってメンテナンスを実施している。

 

排ガス減少装置関連の点検・整備の実施|取り組みのポイント

  1. 営業所の属するディーゼル車がNOx・PMの排出を抑えるための排出ガス減少装置(DPF、酸化触媒、尿素触媒など)を装着しているかどうか、どんな種類の装置が装着されているかを車両取扱い説明書で確認したり、トラックディーラーに問い合わせたりして把握します。
  2. 排出ガス減少装置が装着されている場合は、トラックに備え付けの取扱い説明書やメンテナンスノートなどでメーカーから定期的なメンテナンスの指定があるかどうか確認します。
  3. メンテナンスの指定がある場合、指定どおりに実施し、実施記録を保管します。
  4. メンテナンスの指定がない「メンテナンスフリー」の場合は、それを確認できる車両取扱い説明書や製品パンフレットなどを入手し、保管します。

 

 

用語の説明

DPF

ディーゼル・パティキュレート・フィルターの略で、ディーゼルエンジンの排出ガスに含まれる粒子状物質や黒煙を排気管に付けたフィルターでとらえて除去する装置のことです。

 

酸化触媒

白金などの触媒で粒子物質を酸化させ、その排出を現象させる装置のことです。粒子状物質を現象させる能力はDPFよりも低いが、ディーゼル車特有の排気ガス臭を抑えます。

 

尿素触媒

尿素によりNOx=窒素酸化物を窒素と水に変えて排出する方法で、尿素SCR方式とも言います。俗に「ブルーテック」と言われ、触媒として使う尿素水を「アドブルー」と言います。

アドブルーは今やすべての国産トラックメーカーのトラックには補給が必用となっているためご存じの方も多いと思います。

 

 

審査での確認ポイント

  1. どの車両がメンテナンスが必用なのかを調べて特定したことがわかる「メンテナンスの手順書や車両取扱い説明書」があるか確認されます。
  2. 指定どおりメンテナンスを実施しているか確認されます。
  3. 装置がメンテナンスフリーのときは、それがわかる書類を確認されます。

 

 

審査で確認する書類の例

トラックメーカーの指定した手順にしたがってメンテナンスを実施していることを示す下記のいずれかの書類。

  1. 手順書
  2. 点検・整備の記録

 

 

まとめ

排出ガス減少装置は、初度登録の古い車両には付いていないため、比較的新しい型式の車両が対象になります。

排出ガス減少装置が世に出回る前よりも、ドライバーや整備管理者の仕事は増えますが、グリーン経営のためにはやむを得ないと言えます。

 

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