Gマーク申請から結果発表(認定)まではざっくり5段階
一般貨物自動車運送事業を開始して3年以上経過し、欠格事由に該当しないなどの条件を満たしたらGマーク申請が可能となります。
Gマーク取得の流れは大きく分けて
- 申請書入手と作成
- 添付書類の作成
- 申請受付
- 安全性評価委員会による審査
- 結果発表と公表
の5つのステップに分けられます。
それでは、以下でGマーク申請から認定を受けるまでの流れについて詳しく、そしてやさしく解説させて頂きます。
Gマーク申請から結果発表(認定)までの流れを3分で解説
ステップ1|申請書の入手と作成
Gマーク申請をするには、まず申請書を入手・作成する必用があります。申請書の入手方法は次の2とおりです。
インターネット経由で入手する
Gマークの申請書をインターネット経由で入手、作成する場合は、全国トラック協会のホームページ内の「GマークWeb申請書作成ページ」という画面に行きます。
初めてGマーク申請する方は、最初に申請書作成ページを利用するための「ログイン登録手続」を行ってください。
ログイン登録手続きを行うと、全国トラック協会にあなたの入力した名前や住所などの情報が登録され、次回からはログインIDとパスワードを入力するだけで申請書作成ページの画面に入ることができるようになります。
登録手続きが終了したら、安全性評価申請書を自動で作成する画面に入り、申請書を作成することができます。
紙の申請書を入手する
Gマーク申請の受付窓口となる地方適正化事業実施機関(以下、地方実施機関と言います。)へ行き、複写式になっている紙の申請書を入手します。
複写式申請書は、1通1,000円(税込み)で購入しなければなりません。購入するといっても、地方実施機関でお金を支払うわけではなく、郵便局へ行き「払込取扱票」で支払います。
紙の複写式申請書に、申請者の名称や住所など必用な情報を手書きで記載して申請することになります。
複写式申請書で申請するときの注意点
払込取扱票で申請書実費となる1,000円を郵便局へ支払った場合は、お金の振り込み後に郵便局から渡される「振替払込請求書兼受領証」のコピーがないとGマーク申請を受け付けてもらえないので注意しましょう。
複写式申請書の配布期間は約1ヶ月半
複写式申請書の配布期間は、毎年5月上旬から6月末までとなっております。この期間内に申請書を入手できなかった場合は、インターネット経由で申請書を入手・作成するしかありません。
インターネットが苦手という方は注意してください。なお、インターネットでの申請書の配布期間は毎年4月中旬から7月中旬となります。
ステップ2|添付書類の作成
Gマーク取得は、安全性向上などの取り組みを最低でも1年かけて行うものなので、申請書作成と同時に作成するものではありませんが、ここでは便宜上、添付書類の作成とさせていただきました。
添付書類は、点呼簿、事故記録簿などの帳票類、運輸安全マネジメントの取り組みの計画書、安全対策会議の実施を証明する書類など多岐にわたります。
例えば、これら全ての添付書類をGマーク申請の3ヵ月前に揃えることは、たいへんな時間と労力がかかるばかりか、本当の意味での安全性向上にはつながらないため、1年以上かけてじっくりPDCAサイクルをまわしながら添付書類を作製し、申請時にととのえて提出します。
ステップ3|申請受付
Gマーク申請書の提出先は運送業を営む営業所を管轄する地方実施機関となります。Gマーク申請は会社単位ではなく営業所単位でおこないます。営業所を複数お持ちのトラック運送事業者様はお気を付けください。
申請受付は郵送でもできるの?
Gマーク申請の受付は、残念ながら郵送による受付はできません。
ステップ4|安全性評価委員会による審査
申請書が受け付けられると、地方実施機関が3つの評価項目について評価基準に基づき点数化し、Gマーク認定を決定する「安全性評価委員会」に書類が渡ります。
3つの評価項目とは?
Gマーク認定の3つの評価項目は、以下のとおりです。
- 安全性に対する法令の遵守状況
- 事故や違反の状況
- 安全性に対する取り組みの積極性
3つの評価項目は、細かく小項目に分けられ、それぞれに点数が振られています。ですので、少しでも点数を良くするために小さな項目を漏らさず実施していくことがGマーク取得のカギとなります。
詳細については別ページに記載しております。
ステップ5|結果発表(認定)と公表
安全性評価事業所のチェックを通過し、合格点がもらえたら、めでたくGマーク取得となります。
Gマーク取得が決まったトラック運送事業者様は、11月下旬に全国トラック協会のホームページに掲載されます。
なお、評価結果は12月中旬に申請者へ郵送で届きます。
まとめ
Gマーク申請から結果発表(認定)までは、大きく申請書入手と作成、添付書類の作成、申請受付、評価、認定と公表の5つのステップに分けられます。
それぞれの項目は、細かい小項目に分けられており、継続的に安全性向上に対する取り組みがなされているか判断されるようになっています。
Gマークを取得したいが何から手を付けたら良いかわからないという方は、運送業支援を行っている名古屋市は名駅の行政書士事務所シフトアップまでお気軽にご相談ください。
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