エアフィルタ関連の点検・整備の実施|認証基準と取り組みのポイント

エアフィルタ関連の点検・整備の実施|認証基準

エアフィルタの清掃・交換にあたっては、走行距離について自社で独自の基準を設定し実施していることが認証基準となります。

 

エアフィルタ関連の点検・整備の実施|取り組みのポイント

  1. エアフィルタは時間による製品劣化がないため距離で管理します。エアフィルタが目詰まりをおこすと不完全燃焼の原因となり、燃費の悪化につながるため定期的な清掃や交換をおこないます。
  2. エアフィルタの清掃や交換の基準を走行距離で定めます。基準はトラックに備え付けの取扱い説明書のエアフィルタ点検整備の部分を参考にし、車両の使用状況やフィルタの種類(乾式・湿式)に応じて自社独自で設定します。
  3. 点検整備を誰が行うか、何キロメートルごとに行うかなどは自由に定めて構いません。
  4. 湿式フィルタの場合、清掃は行えないため交換基準のみを設定します。
  5. 設定した清掃と交換の距離基準を文書化して基準どおり実施し、記録を保管します。

 

エアフィルタの役割ってなに?

エアフィルタはエアクリーナーとも言われ、大気に含まれるゴミやホコリを取り除く役割を担っています。交換しないとエンジンに送る空気の量が減るためエンジンの出力が下がり、燃費の悪化につながります。

交換を怠ると、最終的にはエンジンがかからなくなるため、エアフィルタの清掃や交換の基準を設けることがトラック運送事業者にとって重要となります。

 

エアフィルタの湿式と乾式の違いとは?

湿式エアフィルタ

湿式フィルタは目が粗く吸気が良いエアフィルタです。ホコリを取り除くためにオイルを塗って吸着させます。

そのため、汚れがたまると目が詰まり旧規律が落ちるので定期的な洗浄が必用となります。洗浄には専用クリーナーを使ってゆすぎ、その後専用スプレーで油を塗布します。

 

乾式フィルタ

乾式フィルタは目が細かく網目にひっかかる大きい異物のみ取り除くエアフィルタです。乾式フィルタに比べてホコリを取り除く能力は高くなりますが、エンジン寿命が短くなります。

ただし、洗浄は不要なので長期間の使用が可能になります。

 

エアフィルタ関連の点検・整備の実施|審査での確認ポイント

  1. エアフィルタの清掃と交換の基準を距離で定めているか確認されます。
  2. 基準どおりに清掃や交換を実施しているかを直近過去2回分の記録で確認されます。
  3. エアフィルタの清掃・交換は、設定した基準を運行の事情などで一部のトラックが少々オーバーしてもかまいません。審査での基準超過許容範囲の目安は、車両1日の平均走行距離の5日分です。営業所の車輛全体がおおむね基準を守り実施していれば問題ありません。

 

 

審査で確認する書類の例

独自の基準を設定し、エアフィルタの清掃・交換を実施していることを示す下記のいずれかの書類。

  1. 規準を定めた書類
  2. 点検・整備の記録または納品書・請求書

 

 

まとめ

自動車に詳しいドライバーであればエアフィルタの清掃・交換の重要さはわかっていますが、詳しくないドライバーは何も気にとめることなく何万キロと走行するでしょう。

トラックの寿命にもかかわってくるので、清掃・点検基準を定めてドライバーにしっかり周知させることが大切です。

 

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