点検・整備のための実施体制①｜認証基準と取り組みのポイント

認証基準

点検・整備に関する権限を明確にしたうえでトラックの点検・整備の責任者を任命していることが認証基準となります。

取り組みのポイント

1. 環境を守ることに配慮した点検・整備の実施を確実にするために責任者を任命します。
2. 点検・整備は専門的なことなので、責任者には法令に定められた整備管理者や点検・整備の知識・経験のある者を任命するようにしましょう。
3. 責任者には点検・整備に関してどのような権限があるのかを明確にした文書を事務所や休憩室に掲示して社内へ知らしめること。
4. 法令に定められた整備管理者が任命されていれば、特に点検・整備の責任者を別に定める必用はありません。

審査での確認ポイント

点検・整備の責任者が任命されているか確認されます。

※責任者を確認する書類は任命された責任者が誰かわかる書類であれば様式は問いません。

審査で確認する書類の例

点検・整備の責任者を任命していることがわかる下記のいずれかの書類。

1. 法令で定める整備管理者の選任届の写し
2. 社内通達文書
3. 社内報または営業所や点呼場への掲示物
4. その他、点検・整備の責任者が任命されていることについて文書化されたもの。

まとめ

運送業許可を取得している事業者様であれば、必ず整備管理者を選任しているため、点検・整備の責任者は整備管理者でかまいません。車両台数が多い場合は、整備管理者のほかに点検・整備の責任者を任命して確実にトラックの点検・整備が行われるようにしましょう。

点検・整備の実施はグリーン経営に直結するだけでなく、事故削減にも役立ちます。

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