事業用トラックは、車両故障や交通事故を起こすと社会的に大きな影響をおよぼすことがあります。そのため日常点検の実施が法令で義務付けられています。
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日常点検表を作成し、これに基づき点検を適正に行っているかどうかのチェックポイント
日常点検は、事業用トラックの運転者が運行前に毎回必ず行わなければなりません。点検箇所を忘れないために日常点検表を作成し、点検結果の良否を記載します。
日常点検表に記載すべき項目、つまり日常点検を行うべき項目は、
- 全車両共通の毎回点検項目
- 適切な時期の点検項目
- エアブレーキ車のみの点検項目
- 大型車のみの毎回点検項目
の4種類、合計21項目と定められています。以下で21項目の詳細を見ていきましょう。
21個の日常点検項目の詳細を確認しよう
全車両共通の毎回点検項目
- 前日までの運行中に異常のあった箇所のチェック
以下の項目は車両のまわりを一周しながら確認します。
- タイヤの空気圧のチェック
- タイヤの亀裂・損傷・異常摩耗のチェック
- ブレーキ液量のチェック
- パーキングブレーキレバーの引きしろのチェック
- ランプ類の点灯・点滅状態のチェック
- ブレーキペダルの踏みしろ。効き具合のチェック
<h4>適切な時期の点検項目
車両のまわりを一周しながらチェックします。
- タイヤの溝の深さのチェック
- 冷却水量のチェック
- エンジンオイル量のチェック
- バッテリー液量のチェック
- ファンベルトの張りや損傷のチェック
- ウィンドウォッシャの液量と噴霧状態のチェック
- ワイパーのふき取り状態のチェック
- エンジンのかかり具合と異音のチェック
- エンジンの低速・加速の状態をチェック
- ブレーキチャンバのロッドのストロークチェックとブレークドラムとライニングとのすき間のチェック
<h4>エアブレーキ車のみの点検項目
- エアタンクの凝水のチェック
- 空気圧の上昇具合のチェック
- ブレーキバルブからの異音をチェック
<h4>大型トラックのみの毎回点検項目
- ディスクホイールの取付状態のチェック
これら21項目が適切に点検されていなければなりません。
この項目でチェックされる帳票類
- 日常点検基準
- 日常点検表
この項目の配点
日常点検基準を作成し、これに基づき点検を適正に行っているかどうかの配点は「1点」です。
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