乗務員の休憩・睡眠施設の保守・管理は適正か

乗務員の休憩・睡眠施設の適正な保守・管理ができているかのチェックポイント

休憩施設は乗務員が運行と運行のあいだや、荷積み荷下ろしのあいだに休憩を取ったり、日報を書いたりするための施設です。また、睡眠施設は運行と運行の間に８時間以上の休息期間＝完全に自由になる時間が取れない場合などに睡眠をとるための施設です。

そのため、しっかり保守・管理をできているかがチェック項目となっています。

休憩・睡眠施設は輸送の安全を確保するために重要な施設であるため、運転者がしっかり休憩が取れないほど散らかっていたり、トラックの備品類が山積みになっていてはいけません。

とくに営業所と離れた場所にあったり、営業所と完全に隔離された場所にある場合などで、ほとんど社長や運行管理者が立ち入ることのないような休憩施設・睡眠施設は要注意です。

なぜなら、ほかっておけば雑誌やゴミがたまって、とても衛生的とは言えない状態になる可能性が高いからです。そのような状態になると自然と乗務員の心がすさんでしまいます。また、休憩施設が社長や運行管理者の目の届かない場所にある運送会社は、往々にして乗務員と経営者との心理的な距離も離れる傾向にあります。

そのため、乗務員が言うことを聞かなかったり、荒い運転をしていることが多いので、Ｇマーク申請をするかどうかに関わらず休憩・睡眠施設の保守・管理はとても重要となります。

この項目でチェックされる帳票類

• 経営許可申請書（新規で運送業許可を取ったときに申請書類のこと。）
• 事業計画変更認可申請書（営業所新設をしたときの申請書類のこと。）

この項目の配点

乗務員の休憩・睡眠施設の保守・管理は適正かどうかの配点は「１点」です。

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